2008年12月20日土曜日

削除

ステップアップをするために様々なものを自分の中に取り入れる。
「取り入れる」作業がとても重要で、例えば、知らないジャンルの本を読んでみたり、「グループ分け(ジャンル分け)」することなく様々な方と話してみたり、芸術に触れてみたり…
どんどん自分の「考えのアイテム」を増やしていくと、「その時」がきたときに怖くないですし。

先日もまた一つ、視野が広がった瞬間を体験しました。
質問に対するそれぞれの答えの関係性の齟齬を見つける作業をしていたときのことです。
全ての項目を肯定しているにもかかわらず、総合評価が「そう思う」ではなく「やや そう思う」を選択している人がいました。
「見つけた!」と思ったわけです。
しかし、それはチェックをなんなくスルーしてしまいました。

その理由として、
ひとつは「そこまで考えてなく、なんとなく ”やや そう思う”にしただけだから。日本人は自己主張することが苦手なので ”やや”が好きなんだ。」
それともうひとつ。
それは「たとえ、全てを肯定していても一つひとつが100%ではないから、総合評価にすると ”やや”になる」
というものでした。

なるほどと思いましたね。
一つひとつが100%ではないから。
人の感じ方のデリケートさに気づいた瞬間でした。
自分の考え方は「~だから、よって~なる」という、一見道筋立てているように思えますが、ある意味マニュアル化されてしまってたんですね。
事実と真実との違い。

目に見えている物事はごく一部で、真相というのは殆ど見えていないのかもしれないですね。
それでも、私たちは手にしている情報だけで判断し、決断をしなければならないのですが…
もうそうなると、あとは想像力を働かせて動向を決めなければならないのでしょうね。
正解(真実)なのかわからないまま。

ホント難しいですよね。
「想像する」
そこには「思い込み(イメージ)」も存在してしまうでしょうし、そうなると先にも記述しましたが、新しい見地というのが必要になってくると思います。
認識している以上に、状態は日々、変化していることが多いのかもしれないですね。
気付かぬうちに…

ステップアップの条件として、できるだけ正しい判断ができるようになるということも含まれると思います。
そのためには、時には「認識の削除」が必要になるということもある。
そんなことを考えた今日この頃でした…

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