2008年8月24日日曜日

勝てる子供の脳

最近、ある本を読みました。

「勝てる子供の脳」
著 吉田たかよし 
http://www.yoshida-ne.com/

このような本を手にしてしまうなんて、私も一応は人の子の親なのだと感じましたね笑。
興味深いことが多く書かれていて、なかなか面白い本でした。

そこに書かれていたことはいくつかありましたが、受験の肯定、コミュニケーション能力の重要性、プレゼンテーション勉強方について、A10神経の作用など…
一部を紹介すると、例えば定期テストと受験の違いについて。
定期テストは片っ端から記憶していけば、とりあえず良い点は取れてしまうので、先生が話したことを側頭葉に記憶し、そのまま側頭葉から取り出せば試験で満点が取れてしまう。
つまり脳の中でも極めて部分的な能力だけしか使わないと。
受験のような何か大きなミッションを達成する場合は、プランを作成し、一つ一つ実行するように自分自身をコントロールしなければならないので、脳のコントロールセンターである理性や思考力を司っている前頭前野の支配力を高めていかなければならないということでした。
また、受験のような困難を乗り越えることは、人生にとって価値のあるハードルであり、そこでのストレスは精神を鍛える訓練になるので、社会に出てからも困難を乗り越える機能が脳に備わっているそうです。
つまり、子どもが受験をするということは、人生のミニチュア版を成長過程にある脳に体験させることになると。
他にもなるほどと思えることが多く載ってましたよ。
お子さんがいない方にもお勧めです。

こういった本を読むのは、もちろん娘のためでもありますが、自分のためでもあるんです。
子どもが人生を生きるうえで、ある意味、成功していてくれたほうが安心ですし、余計な気をまわさなくてすむので楽なんですよね、きっと。
結局は人生の主人公は「自分」なんです。
誰かの人生の一部や脇役ではなく。
でもそれは、悪いことだとは思わないですね。
娘のために、それなりの労力を使っているわけですし、何より、娘も幸せ、自分も幸せなんて素敵なことだと思います。
親といえども、完璧にはなれないですし、そんなことを踏まえて子どもと向き合っていけば、お互いパンクしないで済みますし、いつも真剣勝負ばかりだと子どもも息が詰まってしまうと思います。
そんなゆる~い関係を保ちつつの子育て日記でした笑。

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