2008年5月13日火曜日

生き方の修正とは

前回のブログで
「娘の幸せ=自分の幸せ のような生き方はしたくない」
というようなことを書きましたが、少し言葉が足りなかったように思います。
「生き方」、人生の目的などは人それぞれで価値観の違いなので、「子どもの幸せ=自分の幸せ」という生き方はもちろん、ありだと思います。
ただ、”今”の自分の価値観、考え方としてそれを選択しないというだけで、明日には違った生き方を選択しているかもしれません。


以前の私は、一度決めたことや発言を頑なに貫かなければいけないという考え方でした。
意見をコロコロ変えることは周りを混乱させることもありますし、そして何より今までの自分の生き方を否定しているような気がして、良くないことのように思っていました。
そのために今までの生き方を正当化させたかったし、正当化しようともしました。
でも、正当化しようとしている時点でもう既に価値観が変化しているんですよね。
変化というのはさまざまな形があると思いますが、マイナスではなくプラスに変化することは成長していることだということにある時気づきました。


それ以来、自分とは違う価値観の意見を聞くことが楽しくなりました。
以前は違う意見を言われると、自分の意見を否定されたり、責められているような感覚がありましたが、今では「なるほどそんな捉え方もあるのね」というように新しい発見もありますし、全部ではなくとも「その部分の考え方は素敵だね、いただき!」というように柔軟に自分の意見に取り入れたりしています。

なので、できるだけ自分とは違う意見をたくさん聞きたいですね。
今の自分には必要ない意見でも、後々必要になるかもしれない。
何か新たに決断をする時に、考えのアイテムはできるだけ多く持っていたいですし。
選択肢がたくさんあるというだけで視野も広くなりました。


とりあえず、人の意見はできるだけ先入観を持たずに聞くようにしています。
ただ聞き入れるかどうかはその時の価値観によって変わってくると思いますが…
まったく知らないのと知っているけど選択しないのとは違うと思います。


なので子どものために人生を捧げている人は、それで立派な価値観だと思いますし、素敵な生き方だと思います。
そんな親に育てられた子どもは幸せですね。
人生にこれが正解というのはないと思いますし、さまざまな生き方があっていいと思います。
自分を取り巻く環境によっても選択は変わってくると思いますし。
また、段階によって、環境や目的は変わってきますよね。

例えば、子どもの成長。
トイレトレーニングで家ではパンツをはかせるけれど、外出時や夜中などは完全にオムツが取れるまでお漏らししても大丈夫なようにオムツをはかせる。
そうしないと公共の場を汚して迷惑をかけてしまうかもしれないですし、お布団だってびしょびしょに…
トレーニング中だからと頑なにオムツをはかせない人は少ないですよね。
もっと極端に言えば、トイレトレーニングを始められないような生まれて間もない赤ちゃんにパンツをはかせる人はまずいないでしょう。
子どもの成長に合わせて目的も変わってくるので、それに合わせて選択すればいい訳で、今までの選択が間違っていた訳ではないのです。
まったく変化(成長)しない人はいないですし、それに合わせて意見が変わるというのも必然ということですね。


つまりは、時には自分の生き方の修正も必要という話でした。


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